頭蓋骨（クラニアル）施術

頭蓋骨（ずがいこつ・とうがいこつ）は普段の生活ではあまり耳にすることはないかと思います。
当院では、頭蓋骨は歯科治療に密接に関係していると捉え、患者様の全身の健康をサポートする上で欠かせない治療箇所だと考えております。
頭蓋骨は28本の骨から成り立っていまして、脳を保護するように出来ています。脳から司令が出るのは、思考や感情のみならず、各臓器や筋肉にも影響があるため、脳を保護する頭蓋骨を正常にすることはとても大切になります。

一次呼吸について

「呼吸」と聞いて連想されるのが、「肺呼吸」だと思います。
実は、肺呼吸は二次呼吸と呼ばれます。赤ちゃんが生まれたときから始まる肺で行う呼吸です。

それに対して、頭蓋骨で行う呼吸が一次呼吸と言われています。当院では、この一次呼吸に注目をして、頭蓋骨調整を行います。
現代人は姿勢の悪さや栄養の偏りにより、脳が疲弊しているケースが多いです。脳が疲弊すると、呼吸の調子が良くならないため、体の様々な箇所へ悪影響が出てきます。ですので、まずは脳の呼吸を整えてあげることが大事です。

脳脊髄液

脳を保護する脳脊髄液の流れを整えて上げることも大切です。
頭蓋骨の位置と合わせて、脳脊髄液の巡りを良くすることで、交感神経・副交感神経の調子を良くし、リラックスした状態へと身体を導きます。

頭蓋骨が歪むデメリット

※松尾先生のコメントを頂戴したいです。

咬み合わせの歪みは頭蓋骨の歪みから来ている可能性が考えられます。
頭蓋骨を調整することで、中々合わなかった入れ歯が合うようになったり、マウスピースでも改善できなかった咬み合わせが改善されるケースもあります。これらの補綴物（詰め物・被せ物）が患者様の身体にピッタリ合うようになることで、口腔だけでなく、全身の不調に好影響がでる方もいるので、「歯の治療をする」というより、「歯の不調を治すことで、全身を健康にする」という認識で治療を受けて頂けますと嬉しいです。