体の調整をしたときに出る特徴的な反応の一つに好転反応があります。
これは、衰えた体の細胞(組織、臓器)が機能を回復し、活発に活動を開始したり、今まで溜まっていた老廃物や宿便を出すためで、人によっては、一時的に症状が悪化したような反応がでたり、過去の症状が一時的に出てきたりするような反応がおこることがあります。
たとえば
- 神経痛・リュウマチの人が一時的に痛みが出ることがあります。
- 高血圧の人が一時的に血圧が上がることがあります。
- 糖尿病の人が一時的に血糖値が上がることがあります。
- アレルギー体質の人が一時的にじんましん・吹き出物・湿疹が多くなることがあります。
- 腎臓病の人が一時的に顔がむくむことがあります。
- その他、一時的に全身がだるくなったり頭痛・腹痛・腰痛がしたり、肩がこったり、下痢をすることもあります。
これは、化学的な薬を服用した場合の副作用とは全く違い、むしろ喜ぶべきことなのです。だいたい1週間ぐらいでおさまります。(もっと短い人もいますし、皮膚の症状は、もう少し長く出ることもあります。)
好転反応も、個人の体質によりますので、出る人もいれば、全く反応が出ない人もいます。
(参考)東洋医学における好転反応(Wikipediaウィキペディアより引用)
慢性的に疲労していた筋肉がほぐれ、溜まっていた老廃物が血液中に流れること等が要因として考えられる。だるさや眠気、ほてり等を感じるケースが多い。眠気が生じると不眠症が治ったと勘違いしてしまうことがある。他、発熱、下痢、発疹、咳などに現れることもある。また、老廃物が尿として排出されるため、その色が濃くなったりする。その他にも、主訴となる症状が一過的にぶり返したかのように見える場合もある。